研修所の紹介

当研修所は、東洋の古典に基づく教学を基本として、各種の研修会、古典教養講座などを開催し、各界の人材育成を図り、東北振興に寄与することを基本方針としています。
昭和21年4月、菅原兵治先生(明治32年4月生~昭和54年12月没)は、農村青年の育成、農村生活の研究および治郷活動のために、当地松ヶ岡に「東北農家研究所」を創設し、農業後継者の育成に傾注されました。その後昭和37年には、農業後継者の育成事業とともに、企業の幹部、中堅幹部、若手社員育成に向けて各種研修会を実施しました。昭和39年には現在の「東北振興研修所」に改称し、昭和40年財団法人を設立しました。

菅原兵治先生は、昭和2年29歳の時に、東洋思想家、東洋古典思想家の安岡正篤先生が創立した「金鶏学院」の1期生として、東洋哲学を学びました。昭和6年「日本農士学校」が開校されると検校(校長)となり、その後、安岡正篤先生の高弟としてさらに東洋哲学を研究し、それを極めました。